シャワーを浴びる葬儀屋のオペラパパとアホな音楽プロデューサー、30年前の若き日の自分に出会う建築家、急にパパラッチに追いかけられる平凡なサラリーマン、娼婦を妻と勘違いされた夫と人気俳優にナンパされた妻・・・お得意のオールスターキャスト(今回は地味?)によるドタバタ群像劇だが、ギャグとファンタジーに溢れる脚本がとにかく素晴らしい。「人間の満足は底なしだ!」、悲喜こもごもの出来事がやがて一つのテーマに集約され、心に一輪の花を咲かせてくれる。